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「自分の問題点」を明らかにするトレーニング
質問2
は、ウキウキでない原因です。「自分の問題点」を明らかにしましょうということです。
原因が分からなければ、解決しようがありません。問題点を明らかにする、これは非常に大 切なことです。
以下にいろいろと問題点を並べてみました。この中に、皆さんの問題点があるかどうか見てください。
1.生活上からくるストレス
事業や仕事がうまくいかない
仕事についていけない
仕事や学校の専攻科目が自分にあっていない
経済的な問題で困っている
家族の病気で困っている
子供の不登校やいじめ悩んでいる
過食症で苦しんでいる
2.人間関係のストレス
家族内の人間関係で悩んでいる
職場内の人間関係で疲れている
仕事上の人間関係で困っている
恋愛問題で悩んでいる
友人や交友関係で困っている
嫁と姑、親と子、兄弟の間など、
家庭
での人間関係がうまくいかなくて、苦しんでいる方、あるいは、上司とうまく行かない、部下とうまく行かないという
職場
の人間関係で悩んでいる方も多いと思います。
日本は、戦後わずか50年で廃墟から世界で最も豊かな国になりました。世代間で生きている環境が極端に異なります。世代間の
価値観や感性
が全く違いますから、人間関係も深刻です。
3.自分に関する問題からくるストレス
自信を喪失している
自己嫌悪にかられる
不安でつらい
価値観が多様化
しています。どう判断したらよいのか分からない。どう生きればいいか分からないという時代です。自信がなくなり、自己嫌悪に陥いり不安に振り回される、これが最もつらいという方も少なくないでしょう。
4.自分を生きれないという強いストレス
もっと自由に生きたいのに抑えられる
もっと楽しく生きたいのに抑えられる
もっと自分の能力を発揮したいのに抑えらる
もっと自分らしく生きたいのにできない
学校でも、家庭でも、職場でも、自分を生きたいのに制約されて生きれないという苦痛を感じている人は少なくないでしょう。
5.自分を生きれないという漠然としたストレス
頭で考えると結構な身分だがなんとなく自分を生きれていない
なんとなく充実感がない
なんとなく空しい
このままで人生が終わるのかと思うと悲しい
しかし、自分が何なのかが分からない
何をしたいのかが分からない
同じように「自分を生きれない」ことがストレスになっていても、強いストレスではなく
漠然となっている
方も少なくないでしょう。現代の日本ではこの漠然としたストレスが大変増えてきています。
貧しい時代
には、あまり心の問題はありません。衣食住を得ることで精一杯で、“おむすび”1個でハッピーになれました。生きている喜びや感動がありました。家のため会社のために頑張るお父さんやお母さんは立派です。子供たちから拍手も来ました。
しかし、
豊かな時代
になると、食べられるのは当たり前のことで、“おむすび”ではハッピーになれません。頑張って働いても、「好きで頑張っている人」という程度で、拍手も来ません。勉強も、家事も、仕事も楽しくありません。生き甲斐を感じられません。
この豊かな時代になって現れる漠然としたストレスは解決が最も難しいものです。漠然としているだけに、原因が分かりにくいことと、漠然としたストレスが長く続くと
無感動
になってしまうので、解決のためのエネルギーが失われています。この最も解決が難しいストレスが、現代の日本で最も増えているストレスです。
6.人間の運命からくるストレス
年老いること
病気になること
死ななければならないこと
これらの運命は自分だけではなく家族や友人も含まれること
心の問題の最後は、人間の運命からくる問題です。どんなに人間関係がうまくいっても、どんなに自由に自分を生きれても、人間は年をとり、病気にもなり、最後は死ななくてはなりません。いつまでも若く美しくありたいですがそれは不可能です。
しかも、この運命は自分だけでなく、最愛の家族も友人もみんなこの運命の上にあります。これは当事者となれば
最も強いストレス
でしょう。
7.身体の病気や症状
過食症、無気力・無感動
神経症、心身症、うつ状態、自律神経系失調症、
高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、アルコール性肝障害、脂肪肝
過敏性大腸症候群、慢性胃炎、蕁麻疹
がん・心筋梗塞・脳卒中の予防、突然死・過労死の予防
禁酒・禁煙、肥満
最後は身体的な問題です。はっきりした病気のある方は分かりやすいですが、生命には大きな問題はないが、自律神経失調症だと言われている。
あるいは、更年期障害だ、どうも身体の調子がすっきりしない。あるいは、
身体が動かない
。朝起きようと思っても、なかなか
起きれない
。夜寝られない。少し眠っても
不安や動悸
がして目が覚める。人からは、怠けていると言われるが、本人にしてみたら
大変つらい
。そういう方もあるでしょう。
このようにさまざまな問題点がありますが、もし皆さんの問題点が今挙げたなかにあるならば、この自分発見カウンセリングで解決しましょう。もし、問題点が見つからない方は、繰り返し繰り返し、自分の問題点は何かと考えながら、次の質問に進んでください。