タイトル | : 苦しみぬいているネックは、PKです |
投稿日 | : 2014/01/18(Sat) 23:00 |
投稿者 | : sasada |
新型ストレスのネックは、日本人に非常に多いタイプだと思います。
健康道場にも、とことん疲れてお越しになる方が、ここ10年間ぐらい、目に付きます。
このネックは、K(自分の存在価値を人に認めさそうとする自分)と、N(良い評価や優しさを得るために、自分を抑えて社会適応する良い子ちゃんの自分)との葛藤です。終わることのない葛藤です。
ただ、本当にKだけの人は、きわめて稀でしょう。
Kは、自分の存在価値を認めさせるために、相手を容赦なく倒します。支配します。しかし、相手も反撃しますし、憎まれます。自分ひとりで戦っているのですから、隙があったり、弱くなると、叩き潰されます。
こんな強いKは、普通の人にはありません。普通の人は、不安を抱えています。
比較と競争の中で、自分の存在価値を認めさせることは容易ではありません。常に、成功しなければなりません。失敗は許されません。なによりも、Kは嫌われます。
不安を抱えた普通の人のKは、失敗すること、嫌われることには耐えられません。
Kを遂行しようとして、失敗することも嫌われることも考えると、際限なく不安が拡大します。とても怖くて、Kの遂行はできません。
不安が拡大した普通の人のKは、この不安を解消するために、世間的に良い子を演じることを選びます。
表面的には、自分を抑えて、社会適応しようとする良い子を演じるのですが、目的は、Kで、認めさせることができなかったために、良い子を演じて、評価を得ることです。自分の存在価値を得るためです。
本当のNは、自分を捨てて、家族や社会のために生きることです。自分の存在価値のためではありません。
普通の人のKが良い子を演じるのは、自分の存在価値を得るためで、これは、全く違うことです。
このように見ていくと、自我に目覚めた現代人で、自分を捨てる本来のNは、殆ど見当たらないでしょう。
ごく稀な強いKでも、殆どない本来のNでもなく、現実に、私たちが目にするものは、不安を抱えた普通の人のKであり、そのKが、不安を解消するために、良い子を演じている姿です。
もうお気づきでしょう。それは、PKの姿です。
苦しみぬいているネックは、PKなのです。
ネックの解決とは、PKの解決です。
不安を抱えた普通の人のKの解決は、強くなってKに徹することでも、もっと自分を抑えて良い子になることでもありません。
そんなことをしても、悪化するだけです。強いKになろうとすれば、より不安が広がります。厳しい世間の目を感じ、居ても立ってもおれなくなります。針のむしろです。
怖くて恐ろしくなって、今度は徹底して良い子になろうとしても、自分を抑えて、自分の存在価値を放棄することには耐えられません。徐々に、怒りと攻撃が蓄積されます。やがて、爆発して、すべてを壊してしまうという危機が迫ります。
ネックの解決、PKの解決は、まず、安心を得ることです。完全な安心が欲しいですが、ネックやPKの状態で、それは無理です。
少しの安心を得る。そして、当てはめです。
少しの安心は、何度も繰り返し申し上げていますが、このISCのホームページを毎日お読み下さい。そして、丹田呼吸法です。さらには、健康道場に入所してください。
ひとりになることが、一番悪いことです。あなたは、ひとりではありません。こうして、あなたを支えようとして、私は、毎日、文章を、書いています。あなたの安心の場所、居場所になれれば良いなと思って、ISCを作っています。
少し安心を得たら、当てはめです。PKは、自滅のシナリオです。救うことはできません。ネックになって自滅します。
問題は、PKの自分以外の自分がいるかどうかです。それを知るための方法が、当てはめです。
Eですか、Dですか、Nですか、Fですか、Kですか、Sですか?
この当てはめを繰り返しましょう。
そして、最後は、Fo体験です。
Fo体験を育てていけば、無一物、即無尽蔵、自由自在の生き方を得られます。
Fo体験まで行くためには、まだまだ時間がかかりますが、希望があります。
Fo体験は、何もなくても、何も出来なくても、自分さえいれば、何時でも、どこでも、できるからです。
ですから、今日も、まず、当てはめをやってみましょう。
今の自分は、Eですか、Dですかか、Nですか、Fですか、Kですか、Sですか?