| タイトル | ： ＰＫのままでは、自滅のシナリオが進行する |
| 投稿日 | ： 2014/01/16(Thu) 22:54 |
| 投稿者 | ： sasada |
ＰＫは、分かりにくいものですし、現代人の多くは、ＰＫの状態であると思われます。
ＰＫは、Ｋですから、自滅のシナリオです。
ですから、ＰＫの診断、つまり、当てはめは、非常に重要です。
昨日も、かなり説明しましたが、今日も、続けます。
ＰＫが、目指すものは、自分の存在価値の証明です。
自分の存在価値が証明できれば、結婚する時も、主婦としても、職場で働いている場合でも、安泰です。
Ｅ(ご飯)が得られます。Ｄ(快楽)も得られます。Ｎ(評価と優しさ)ももらえます。Ｆ(自由でいたい自分)も可能です。
ＰＫの目的は、自分の存在価値を認めさせることにより、Ｅ、Ｎ、Ｄ、Ｆを得るということです。
一方、Ｎの場合は、プライドや自分を捨てて、犬になって、社会適応しようとします。相手のご機嫌をとろうとします。
そのことにより、Ｅ(ご飯)とＤ(快楽)を得ようとします。
今の時代に、犬になって相手のご機嫌を取り、ＥとＤを得るなどという生き方は、考えられないかもしれません。
しかし、貧しい時代は、そうでした。日本でも、おじいさん、おばあさんの時代は、そうでした。
ご飯を得るためには、自分を捨てることなどたいしたことではありません。それで、自分も家族も幸せになれるのですから。
幸せになるために必要なのは、愛ではなくて、ご飯です。
今、見合い結婚する方はあまりいないでしょう。でも、ついこの間までは、それが普通でした。
結婚の目的が、Ｅ(ご飯)を得ることだったからです。Ｅ(ご飯)のためなら、家と家の結婚が良いのです。親が判断したことが、的確な判断です。
ただ、時代が豊かになって、Ｅ(ご飯)が簡単に手に入ると、幸せの条件が、ご飯ではなく、愛になり、愛を得るために結婚するようになります。
ご飯のための結婚は、長い歴史がありますので、どうすれば良いかも分かりやすいのですが、愛を得るための結婚などというものは、つい最近ですので、こうすれば必ず愛が得られて、幸せになれるなどという形はありません。第一、結婚が愛を得られる方法かどうかも分かりません。
特に、最近になればなるほど、自我が大きくなってきています。Ｙuを知らない自我は、自分の存在価値を社会の評価に求めることしか知りませんので、比較と競争です。Ｋにならざるを得ません。
ＫとＫとの結婚がどうなるのかは、もう言う必要もないでしょう。
そして、まだ、はっきりと、自分はＫだと認識していれば、自滅のシナリオは当然だと納得でき、Ｋを続けて潔く自滅するか、Ｋ以外の自分を生きるかという問題に進めるのですか、殆どの人は、ＰＫです。
ＰＫですから、自分は結構良い人だと思っています。認めさせるということではなく、認めて欲しいと言っているだけです。
そして、それは、人間として、当然のことだと思っています。
「私は、人間として当然のことを求めているだけです。なのに、どうして、認めてくれないのか。私は、こんなに努力し、こんなに尽くしているのに、こんなに我慢しているのに、どうして、分かってくれないのか。そんなあなたは、人間として失格ではないですか。」
依存と攻撃になり、自滅のシナリオを進行させていきます。
はっきりとしたＫは、自分が悪であることは分かります。
しかし、ＰＫは、善人であり、正義です。社会の価値観や道徳を味方につけています。そして、根底では、私は、正しいと思っています。何と言ったって、Ｋとは違い、良い子ちゃんをしているのですから。
ここが、誤解です。かつての社会の価値観や道徳が、賛美してきたのは、Ｎです。
自分を抑えて、犬になって、社会適応する生き方です。確かに、そうすれば、自分も社会も国も、うまく行きました。それで、ＥとＤが与えられたのです。
ＰＫでは、自分も社会も国も壊れて行きます。
なによりも、ＰＫとＮとは、全く違う。方向が、１８０度違うということを理解し、正確な当てはめができるようになることが必要です。
これが、あやふやでは、何か分からないうちに、自滅のシナリオだけが進行します。
折角、学び始めていただいたのですから、ここを、よく学んでください。