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タイトル「自分で生きている」の結果は、孤立と孤独と死の不安
記事No32
投稿日: 2014/01/27(Mon) 22:02
投稿者sasada
現代人は、殆どの人が、「自分で生きている」と思っています。

しかし、「自分で生きている」ということは、自分の力で、自分を守らなければならないということです。

社会の中では、自分の力で、衣食住を得ることと、身の安全を確保しなければなりません。

病気や老いや死に対しても、自分の力で、対処しなければなりません。

自分の力で生きると意識すればするほど、孤立と孤独になります。さらに、死の不安が忍び寄ってきます。

特に、「バラバラさん」の性格の人では、自己防衛本能(E)が、極めて肥大しています。常に不安にさいなまされます。さらに、対人関係は、人の欠点を見る能力であるAです。最悪の場合は、周りの人は皆、敵に見えます。

不安一杯で、周りは敵、このような心の状態の中で、自分の力だけで、社会的生活も、生命も守らなければならないのです。過酷です。

「普通さん」タイプの人では、対人関係は、人の長所を見るBですから、人とくっ付くことはできますので、大丈夫のように見えますが、人は、自分の思うようにはなってくれません。

「バラバラさん」タイプの人からは、お節介な人として嫌われるでしょうし、「普通さん」タイプ同士では、お互いが、「俺が、俺が」、「私が、私が」になりますから、腹が立つだけです。

結局は、一人ぼっちになります。

「普通さん」タイプの人は、人が好きで、最も嫌なことは、孤立と孤独ですから、この一人ぼっちは心底辛いものでしょう。

「自分で生きている」、皆がそう思っていますが、心臓を1回といえども動かしたことはありません。太陽も、酸素も、水も、自分では作っていません。

「自分で生きている」は、100パーセント妄想です。

妄想だったとしても、それで楽しい人生であれば、余計なことを言う必要はありません。

しかし、「自分で生きている」の結果が、孤立と孤独と死の不安だったとしたら、それでも、現代人は、「自分で生きている」と主張し続けるのでしょうか。