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タイトル自分の本心を知る方法
記事No104
投稿日: 2014/03/30(Sun) 18:38
投稿者sasada
  自分を生きたいと言っても、さまざまな自分がいますので、本当にそうなのかということは、なかなか容易にはわからないというが現実だと思います。

  ISCの皆さんは、Fを選択されているはずですが、最初のFは、D、F、K、Sの混合物です。そのままでは、混合物の中で葛藤が起こります。

  また、EとNは、骨髄の中にまで染み込んでいるものです。少し、EとNから自由になったと思っても、すぐにぶり返し、心を縛ってきます。

  何度も、この問題は、お話しをしていますが、最も原点の問題ですので、常に初心に帰って、何度でも、繰り返し、確認と、確認する方法を身につけていただきたいと思います。本当のところを言いますと、一生涯やりつづけなくてはならないトレーニングなのです。

  これは、3つの質問を繰り返すトレーニングです。

問1  「あなたの人生の目的は、安心ですか、快楽ですか、自分を生きることですか?」

  安心も、快楽も、自分を生きることも、皆欲しいのは当然です。でも、人生の目的として考えた場合は、どうですか?ということです。

  すぐに、これだということはできないと思います。繰返し繰返し、聞いてみてください。時には、自分だけれども、ほとんどの時は、安心だ、いや、快楽も欲しい。また聞いてみてください。やはり欲しいのは安心だ。でも、時には、自分だ。さらに、聞いてみてください。やっぱり人生は快楽だ。そうかもしれません。でも、また聞いてみてください。

  この聞くということは、育てるということなのです。自分の本心が良くわからないというのは、本当でしょう。ISCの入会条件に、本当の自分と言われても、すぐに、そうだという人は、殆どおられなかったでしょう。漠然としたものだったでしょう。本心は、育てないと分かりません。しかし、本心を育てるトレーニングは、学校でも、社会でも、されていないからです。

  この問いで、育ててください。毎日、毎日、繰返し聞いていくと、少しずつ、何かが育ってきます。1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月続けると、だいぶはっきりしてきます。

  問2  「あなたの人生の目的は、愛や良い評価をもらうことですか、自分の存在価値を人に認めさすことですか、自分を生きることですか?」

  問1がかなりできるようになり、やはり、自分を生きることだとなった人は、問2の質問をしてください。

  この質問も、同じように、繰り返し繰返ししてください。愛や良い評価は絶対に欲しいものですし、人に自分の存在価値を認めさせたい、これは、プライドを満たしたいということですが、プライドもとっても大事です。愛や評価やプライドの前では、自分を生きることなど、霞んでしまうかもしれません。

  それでも、繰り返し繰返し、聞いてみましょう。一度しかない人生です。毎年毎年、年を取っていきます。大事な人生の問ですので、繰返し聞いてみてください。聞くたびに、何かが育ちます。少しずつ、何かが育ってきます。本質を明確にするというよりも、本心を育てるというトレーニングなのです

  問3  「あなたの人生の目的は、人の笑顔を見ることですか、自分を生きることですか?」

  問2で、自分を生きることだということになった人は、最後のこの問題をしてください。問3は、厳しい質問です。人の笑顔を見るのは、人間として、とてもうれしいことです。それに対して、自分を生きるということは、なんと自分勝手なことでしょう。

  確かに、そうです。ただ、人の笑顔を見たい自分を取って、自分を生きたい自分を捨てたとしても、自分を生きたい自分は存在し続けます。一時的には自分を捨てられますが、人生すべてを自分を捨てて生きることはできるでしょうか。我慢していても、いつか、自分を生きたい自分が、窒息に耐え切れなくなって、すべてを壊してしまいたくなります。

  一方、自立して自分を生きることができれば、笑顔を見れることを、いくらでもしてあげることができます。

  ただ、大事なことは、壊してしまうのを避けるために、自分を生きたい自分を取るということではありません。それでは、損得の話になって、問1に戻ってしまいます。そうではなくて、問3を繰返し繰返し、純粋に、どちらの自分を生きたいか、というだけの問です。

  この問に答えられない方は、そのままで結構です。ISCで、多くのことを学んでから考えてください。 多くのことを学び、そのことによって、本当の自分を育て、結果として、人の笑顔を見ることができる人生を得るのが、ISCの目的です。