タイトル | : 自殺したい人が増えるー最も深刻なことは |
投稿日 | : 2012/05/02(Wed) 17:47 |
投稿者 | : sasada |
ゴールデンウィークに入りました。
健康道場は、明日は、最高の入所者数になり、空きベッドが全くなくなります。
スタッフは、もう、懸命に働いています。
でも、道場は、春のうららかさの中で、静かです。
こんなに混雑しているはずなのに、ゆっくりした時間が流れて、穏やかです。楽しいです。
これが、健康道場の特徴です。
でも、世間では、つらい状態が進行しています。
今朝の読売新聞の記事です。
自殺したいと思う人が、23%にもなり、昨年より増加しているということです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120501-OYT1T01517.htm
現代は、ルネッサンス文明の崩壊期で、さまざまなものが壊れていきます。
深刻なのは、年長者にとっては、生きる希望が壊れていくことです。
若い世代にとっては、生きる希望が見つからないことです。
ただ、それは、特に驚くことではありません。当然起ってくることです。
私が、深刻に感じるものは、希望の喪失ではなくて、無感動化です。
希望がなくなれば、探せばよいのです。
絶望すれば、絶望のエネルギーで、前に進めばよいのです。新しい時代を創ればよいのです。
しかし、無感動化すれば、何事も起りません。
古い船が沈んでいくのに、そのままじっと沈んでいくのを待っています。
新しい船を作ろうとするエネルギーが育ってこないのです。
これが、最も深刻なことです。