タイトル | : 丹田呼吸法は「形」を覚えること |
投稿日 | : 2011/05/04(Wed) 22:11 |
投稿者 | : sasada |
丹田呼吸法のご指導をいたしておりますと、「よく分かりません」、「腹式呼吸法と丹田呼吸法とは違うのですか?」、「息を吐くときは、おなかは膨れるのですか、へっこむのですか?」、いろいろと質問をいただきます。そこで、ご指導の目的を説明いたします。
丹田呼吸法は体得の方法です。体得の方法を修得するときに、問題が2つあります。
第1は、効果が上がらないという問題。これは、テニスいうと素晴らしいサーブが打てない。野球ならホームランが打てないという問題です。この解決には、時間をかけて練習を積んでいくことです。
第2の問題は、初めてでやり方が分からない。あるいは少しは実行したが、これでいいのか分からないという問題です。この解決は、「形」を覚えて「形」を練習することです。
体得の方法は、言葉ではいくら聞いても実際のところ分かりません。自分で練習できる「形」があるかどうかが重要になります。
「形」があれば、それを覚えて繰り返し練習すれば必ず上達します。そのために、丹田呼吸法を「形」にしました。それが、「丹田の確認」と「第1〜3段階」という単純明快な「形」です。
まず、丹田の確認です。これで丹田がはっきりと分かります。それから、第1段階、第2段階、第3段階です。
この「形」を覚えて欲しいのです。分からなくなれば、丹田の確認と、第1から第3段階までを繰り返し練習してください。どこが丹田で、吐くときにはおなかはどうなるのか、などなどの疑問は自然に解決できます。
疑問には「形」が答えてくれます。疑問がでれば「形」の練習を繰り返えす。これをやっていけば丹田呼吸法が自分のものになります。
体得の方法とはこのようなものだと思います。大事なことは、これを繰り返し練習さえすれば、必ず上達するという単純明快な「形」があることです。
というわけで、丹田呼吸法のご指導は、この「形」をご指導しているのだと理解してください。