生かされてる医学のカウンセリング(性格分析3)
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タイトル 「本当の自分」と「自分の山」
投稿日: 2011/05/04(Wed) 21:56
投稿者sasada

  「本当の自分を生きよう」、「自分の山を登ろう」という言葉を、同じように使っています。しかし、この二つは違うことですね。

  その違いについては、ほとんど意識されていないかもしれませんが、実際には、「本当の自分を生きる」ということが最初にあって、その結果として、「自分の山を登れている」のです。

  「自分の山を登ろう」が最初に来ると、分かりにくくなくなります。「どんな山かな?、どんな生き方かな?」と考えてしまいます。しかし、考えて出てくるものは、すべて「他人の山」です。

  言葉やイメージは、最初に使った人、最初に作り出した人がいて、その後の人は、それらの言葉やイメージを、寄せ集めたり、組み合わしたりして、使っています。頭で考えられることは、すべて他の人の作り出したものです。

  自分独自の言葉やイメージはとうていありません。天才だけがそれをなしとげたのですが、天才と呼ばれた人々も、死ぬような産みの苦しみです。最初は、誰かの模倣をして、さらにその模倣を飛び越さなくてはなりません。それでも、独創的なものというのは、ごく一部でしかありません。

  まして、私たちが、思いつきのように、ふと考えることに、独自なものがあるはずはありません。ですから、「自分の山を登ろう」ということは、願いであり、その中身を絶対に考えないでくださいと言っているわけです。

  それでも、「自分の山を登ろう」というのは、登山を連想します。これは、力がいります。元気なときは良いのですが、疲れているときは、「自分の山」と思うだけで、もっと疲れを感じます。やはり、最初は「本当の自分を生きる」が、良いと思います。


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