生かされてる医学のカウンセリング(性格分析3)
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タイトル 黒い感情への対処法
投稿日: 2011/05/04(Wed) 19:25
投稿者sasada

  不安や不満やイライラやウツウツという黒い感情の嵐に巻き込まれたとき、どうするか。それはパニックですから、その時どうするかでは間に合いません。

  よく、パニックになってから、「どうしたらいいのか!」とか、「何とかしてください!」とうろたえたり焦ったりして、相談される方が多いのですが、それは台風が来て、堤防が決壊してからあわてるようなものです。

  日頃から、それの対処法をトレーニングをしておかなくてはなりません。では、どのようなトレーニングを積んでいくかです。

  不安や不満やイライラやウツウツという黒い感情の根もとは、幼い日に体験した「存在の否定体験」です。

まず、これを明らかにしなければなりません。そのための方法が、性格分析です。

  「存在の否定体験」によって、本能から目覚めた自我が、恐怖と不安と不満に落ち込み、自分のことしか考えられない自分になります。

 自分のことしか考えられない自分になればなるほど、E(自己防衛本能)とD(欲求満足本能)とF(自分を生きたい自分)は「刺激されて極度に肥大し、Eは不安に、Dは不満に、Fは傷つく自分になります。

  この肥大したE、D、Fの間で、すさまじい葛藤や錯覚が起こります。良い子でいたい、でも快楽も欲しい、しかもプライドは絶対に捨てられないという葛藤です。

 葛藤が起これば、充実感が著しく低下し、不安も不満も傷つく自分も、際限なく拡大し肥大します。これが、黒い感情を呼び起こす元凶です。

  自分の「存在の否定体験」を明らかにしないままで、次に進もうとすると、根底が解決されないままですので、少し行っては戻り、また少し行っては、また戻るという繰り返しになります。

  あるいは、過去の感情を、全て切り捨てるという暴挙に出ます。日本人は、この切り捨てるというのが大好きですので、よほど注意が必要です。

 切り捨てれば、本来の人間としての自然な感情、特に「ふとした優しさ」も切り捨てることになり、蝉の抜け殻になってしまいます。

  黒い感情に対しては、根もとが「存在の否定体験」であり、存在の否定体験によって肥大したE、D、Fの葛藤という理解をすること、これが第一です。

  黒い感情の根もとが分かれば次に、何をするかというと、「何もしない」ことです。つまり、苦しみとは、この黒い感情が、何か現実のもので、不幸を引き起こすものだと考えるから起こるものです。

  「何とかしないといけない。どうすればよいのだ。分からない、分からない。ああ、もう駄目だ」。そのようなパニックに落ちるのですが、何も大したことは起こっていません。

 存在の否定体験は、過去の体験だからです。大したことになるのは、このパニックを何とかしようとして、のたうち回るからです。

  黒い感情によって行動する。そのような行動では、ますます間違いを重ねるだけですから、自滅のシナリオになっていきます。

  黒い感情の時には、その根もとは理解するが、現実には、何もしない。何も変えない。ただ、ただ生かされてる医学のトレーニングを続ける。これが、対処法です。

 黒い感情が起こっているときに、生かされてる医学のトレーニングはなかなかできません。日頃から、心身トレーニングを続けていることが大変大事なのです。

 日頃から、生かされてる医学のトレーニングをしていると、黒い感情が起こっても、比較的容易に、生かされてる医学のトレーニングをできるようになります。

 黒い感情の中でも、生かされてる医学のトレーニングができるようになると、生かされてる医学のトレーニングも大変進歩いたします。黒い感情も、生かされてる医学のトレーニングをするきっかけになるのです。


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