生かされてる医学のカウンセリング(性格分析3)
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タイトル ネック、KとNとの葛藤ーこの辛きもの
投稿日: 2012/01/10(Tue) 10:02
投稿者sasada

評価や優しさが欲しい自分を、Nと呼んでいます。

一方、自分の存在価値を認めさせたい自分は、Kと呼んでいます。

KとNの両方ある人は、KとNが葛藤します。

おとなしく良い子にしていれば(N)、評価や優しさはもらえます。

しかし、それは、極端なことを言えば、私でなくても良いのです。

よく働く良い社員の一人ということです。

また、妻だから、夫だから、子供だからです。

あるいは、友達の一人だからです。

私でなくても良いのです。

これでは、Kは、納得できません。

ただ、「自分の存在価値を認めさせたいのですね。」と言うと、

「いえ、誰でも良いのではなく、私という存在を認めた上で、評価や優しさが欲しいのです。認めさせたいというようなことではなく、認めて欲しいだけなのです。」、というのが、多くの人の実際の感じでしょう。

しかし、認めてもらうためには、存在価値のある自分でなければなりません。

存在価値ある自分であるためには、社会は競争社会ですから、競争しなければなりません。競争に、勝ち続けなくてはなりません。

競争に勝つということは、本人が、認めて欲しいだけと言っていても、認めさすことをしていることになります。

この場合のKを、PK(パッシブ、受身のK)と呼んでいます。

Kは、分かりやすいのですが、PKは、非常にわかりにくく、本人は、Nであると思っておられる場合が多いので注意が必要です。

Nだけであるのなら、それほど苦しむことはありません。自分は、Nだと思っているのに、非常に苦しい、辛いということがあれば、PKではないのかと考えてみることは必要であり、今後の対策が理解できますので効果的です。

Kは、大変辛いです。競争に勝たなくてはなりません。しかも、1回では意味がありません。常に認めさせるには、常に勝たねばなりません。

同じことでは駄目ですので、前進拡大していかなくてはなりません。社会的にも、発展途上国のときであれば、できるかもしれませんが、現在の日本は、落ちていく国になり、何をやってもうまくいかなくなりました。

このなかで、勝ち続けようとすれば、ひどい時には、過労死になったり、うつ病に陥ります。

少なくとも、「自分は、自分は!!」と、自分を振り回しますので、嫌われ者になります。おとなしくしていれば貰えたはずの、評価や優しさも得られないという自滅のシナリオになります。

これでは、一人ぼっちになってしまいますので、不安です。不安が拡大すれば、Nになります。

おとなしく、Nになれば、確かに、優しさや評価はもらえます。安心もできます。

少し、安心できると、また、Kが頭をもたげます。

Nのままでは、「他人の山」を登ることです。Kのプライドが、こんな情けない自分を許せません。自分の存在価値を感じられません。

また、競争しようとします。

しかし、競争は、最悪の時には、過労死やうつ病に至ります。少なくとも、一人ぼっちになります。

不安が拡大します。不安が拡大すれば、また、Nをすることになります。

このようにして、KとNの葛藤が、終わることなく続くものを、新型ストレスのネックと呼んでいます。

日ごろ診察していますと、ネックは、日本人に、大変多いというのが、私の印象です。

解決は、5つの発見で、Yuによる揺るぎのない安心と優しさと自分の存在価値を得ることです。それ以外に、ネックから自由になる方法はありません。

それ以外にないというと、どうしてそんなに断言できるのかと、不快に思う方もあると思います。

しかし、よく理解していただきたいのです。KとNの両方を社会から得ようとすることが、ネックを起こしている原因です。

原因になっている、社会に解決を求めることは、無理であり不可能だということは、少し、学んでいただければ、分かっていただけるのではないかと思います。


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