生かされてる医学のカウンセリング(性格分析3)
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タイトル Yu(ユー)パワー
投稿日: 2011/05/12(Thu) 05:24
投稿者sasada

 生きていくためには、エネルギーが必要です。エネルギーがなければ何もできません。少しのことにもストレスを感じます。エネルギーなくして日々の生活が出来ません。では、そのエネルギーはどこから手に入れるのかという問題です。

  普通は、世間から手に入れます。世間の評価がエネルギーになります。世間体です。この「世間パワー」は強力です。世論であり常識であり伝統です。1億2千万の日本人全員をバックにしていますから、これが強いのは当然です。ですから、世間と一致して生きていける「普通さん」や「行け行けさん」のエネルギーが強いのはよく分かります。

  次は、世間に背を向けている人です。「犬や鬼にはなれません。私は私です」という人です。「私は私ですから、Yu(ユー)も受け入れません」という人です。この方のエネルギーは極めて弱いものになります。孤立と孤独です。でも、私は私でいたいのです。

  最後は、Fを育てYu(ユー)に至る人です。FYu(ユー)の人です。エネルギーはYu(ユー)からきます。圧倒的なエネルギーです。「Yu(ユー)パワー」です。

  確かに、「世間パワー」は強力のように見えますが、それは世間がしっかりとしたものであった時です。現在のように、価値観が崩壊していくときには、世間も崩壊していきます。頼りにしている世間の常識が役に立たなくなってきます。世間をバックにしても、自信を持って意見を言えなくなりました。

  致命的なのは、世間は、衣食住と安全を保証するものでした。それは、貧しい時代には確かにそうでした。世間は、私たちが生きていくための実質的な基盤でした。それに逆らっては、命がないのですから分かりやすかったのです。 

  しかし、現在は、衣食住は溢れています。世間は役に立たなくなり、束縛だけになりました。さまざまなお付き合いもしなくてはなりません。気配りも大変です。自分を抑えて犬になったり鬼にならないといけないない時もあります。それは疲れます。ということで、「世間パワー」は衰退しました。今後も衰退の一途をたどるでしょう。

  一方、現在は1人1人の自意識が発達してきた時代です。それは大変良いことです。また、「世間パワー」が弱くなったことも、「私は私です」を生きることを容易にしてくれています。集団無意識の中で生きるだけでは、折角人間に生まれた甲斐はないでしょう。それは良いのですが、エネルギーとしては、本当につらいものがあります。

  自意識を持つということは、1人になるということです。集団は嫌なのですから、孤独は当然です。しかも、神や仏というような自分を超えたものを認めることもできません。自分を超えたものを信じて服従することなどできません。ですから、ただ1人孤立します。

  この自意識は、確かにFです。しかし、Yu(ユー)に至らないFは、単なる「我」です。「我の強さ」です。孤立と孤独ですから、生きるエネルギーは極めて少なくなります。「我パワー」はか細いものになります。

  完全な孤立と孤独に耐えられる人はいませんので、自分を感じられ、しかも傷つけられない環境がいります。ということで、ごくごく限られた安全な環境の中で生きて行こうとします。しかし、いつまでもそれに成功するはずはありません。やがて世間に晒される時が来ます。

  「世間パワー」で生きることは現在では「自滅のシナリオ」になります。「我パワー」が「自滅のシナリオ」なのは当然です。さらに、現在の私たちの不幸や苦痛の多くは、「世間は縛られるから嫌だ。しかし、我だけでは孤独で寂しい。両方欲しい」というところから来ることが多いでしょう。「両方欲しい」はまさしく「自滅のシナリオ」です。

  最後に残るのは「Yu(ユー)パワー」です。しかし、これは残ったのではありません。やっと私たちは、「Yu(ユー)パワー」を得られる時代にまで来たということです。

  人類の過去の歴史のなかで、原始の時代があり、宗教の時代があり、さらにルネッサンスが興りました。それらの時代を越えて、今「生かされてる医学的事実」を原点とする新しい文明を向かえようとしています。今初めてYu(ユー)を事実として理解できる時代になりました。「Yu(ユー)パワー」によって生きられる時代になりました。「Yu(ユー)パワー」によって、エネルギー豊に生きたいと思います。


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