| タイトル | ： おいしいたこ焼き |
| 投稿日 | ： 2011/05/12(Thu) 05:21 |
| 投稿者 | ： sasada |
生活費を稼ぎ、衣・食・住・安心・楽しみ、それらを得る。そのために人は働いています。会社に勤めている人だと８時間、それに通勤の時間を含めると一日の殆ど全部。さらに、小さい頃から勉強してきたのは、良い会社へ入るためですから、今までの人生の殆ど全部。個人で仕事をしている人も、家庭で家事をしている人も、同じことでしょう。
「物の時代」は勿論ですが、「心の時代」になっても、衣・食・住・安心・楽しみを得るために働かなくてはならないことに違いはありません。ロボットが全部してくれ、生活費のために人間は働かなくても良い時代は、全世界の人が「生かされてる医学」を理解すれば出来ることですから、理論的にはすぐにでも可能でしょうが、実際にはそんなに簡単に来るはずはありません。
その間、人生の大部分を費やすこの時間をどう生きるかは、本当に大問題です。
「生かされてる医学」では、この時間をトレーニングにすることを目指しています。仕事や家事を、生かされてる医学の５つの方法によるトレーニングの場所と時間にすることです。
淡路島の南端を横断する県道があります。山から坂になっているところに、車の避難用にということでしょうか、道の端にかなりの場所が空いています。そこにたこ焼き屋が店を出していました。店と言っても、車で来て、車を店にしているだけです。良くはやっているようで、いつも何台もの車が駐車していて、私も何度か買おうと思いましたが、なかなか駐車できませんでした。最近、そこを通ると、山を少し削って小さなプレハブの店になっていました。
そのお店をやっている人については何も知りません。顔も知りません。ただただ私の想像ですが、その人は社会適応が苦手な人なのでしょう。脱サラをされたのか、以前からしていたのか分かりませんが、Ｆでいたい人なのでしょう。勇気をだしてか、追いつめられてか分かりませんが、自分で出来る範囲の規模でと考え、車によるたこ焼き屋を始められたのでしょう。
もし、Ｙｕ（ユー）を知っていたなら、Ｙｕ（ユー）を伝えたいと思ったなら、自分の生活には見栄はいりません。可能な限り良い材料で、懸命にたこ焼きを作るでしょう。たいした利益はいりません。餓死しない生活で良いのですから、安くておいしいたこ焼きになるでしょう。この人にとっては、この仕事が、Ｆを生きること、Ｙｕ（ユー）を感じＹｕ（ユー）を伝えること、餓死しない生活のための生かされてる医学の５つの方法によるトレーニングの場になりました。
Ｙｕ（ユー）を伝えるのに、言葉は不要です。自分がＹｕ（ユー）を伝えるのだと感じていれば良いことです。自分にとって、これがＹｕ（ユー）を伝えることなのだと自覚していることが大事なのです。相手の問題ではないのです。自分の問題なのです。
そうすれば、Ｙｕ（ユー）からアイデンティティーが来ます。世間の評価はいりません。後は、人が喜ぶことをしてあげるだけです。しかも、自分に出来る範囲でです。自分に出来ることを越えようとする時は、世間の評価を求めています。「世間体」です。「自滅のシナリオ」です。自分に出来ることを徹底して追究することです。特殊化できるところまで追究すべきです。それがない人は、今から、今の仕事をしながら追究すべきです。
その追究が、その人にとっては、おいしいたこ焼きを作ることだったのでしょう。こうして仕事が生かされてる医学の５つの方法によるトレーニングになり、少しずつ分かってきます。「なるほどこういうことなのだ」と。そして、Ｙｕ（ユー）のパワーが得られるようになります。