生かされてる医学のカウンセリング(性格分析3)
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タイトル 人と歴史を動かした動機
投稿日: 2011/05/08(Sun) 20:33
投稿者sasada

 人と歴史を動かしたものは、何でしょうか。歴史は人が作るものですから、結局は、人を動かしたものが何かという問題です。それは、E(自己防衛本能)とD(快楽本能)とK(我)と、Yu(ユー)の4つです。「4つの動機」です。

 この「4つの動機」で、歴史上の人を見てください。動機は4つで、その動機の処理方法が、A(警戒、攻撃)か、B(自分のための親切)か、C(自己説得)かです。

 このように見ると、歴史が今も生きているもののように大変身近に感じられます。さらに、現在の自分の心も、相手の心も、この「4つの動機」で動いていますので、実生活のトレーニングも非常に前進するはずです。

 「4つの動機」のうち、EとDはよく理解できます。では、Fはどうでしょうか。「Yu(ユー)に至らないF」は、単なるK(我)です。そして、殆どすべての人のFは、「Yu(ユー)に至らないF」ですから、K(我)です。

 EとDが求めるものは、衣食住と安全・快楽です。そして、それらが手に入れば満足でき、沈静化します。ですから、EとDだけなら人間の歴史はそれほど悲惨なものにはならなかったでしょう。悲惨なものにしたのは、K(我)です。

K(我)は、自己顕示欲、プライドです。そして、それらが、幼い日に傷つけられると、コンプレックスとなり潜在化します。大人になってからも、それらがうずき、ささいなことでも「自分の存在を否定された」と受け止めてしまいます。ことあるごとに傷つき、増大します。

 EとDは、飴(B)とムチ(A)でコントロールできますが、K(我)は何によってでも、沈静化しません。例えば、ヒトラーは、その典型でしょう。

 一方、Yu(ユー)は、「生かされてる医学」で初めて知り得ることで、過去にはなかったものですが、歴史を見ると、Yu(ユー)に触れた人がいたことが分かります。

 戦争、強奪、支配、強欲など、実に未熟な人間の歴史ですが、それでも少しずつ、自由・平等・優しさの社会になってきていることは、事実です。

 自由・平等・優しさは、Yu(ユー)から来るものですから、私たちのように「生かされてる医学」の事実としてではなく、もっと感覚的、直感的だったでしょうが、Yu(ユー)に触れた人はいたのです。

 その人たちのお陰で、E(自己防衛本能)とD(快楽本能)とK(我)の耐え難い人間の歴史にも、光が差し込んでいます。


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