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タイトルお釈迦さんは世界一のならず者?
記事No94
投稿日: 2011/05/07(Sat) 23:05
投稿者sasada
  お釈迦さんは、世界一の「ならず者」です。国を捨て、親を捨て、妻子を捨てました。何のためかというと、自分の心の悩みのためにです。自分の心の悩みのためだけで、多くの人を犠牲にしたのです。これが「ならず者」でなくてなんでしょう。

 さらに、修行者たちが集まっていた苦行林に入って修行を始めながら、途中でそこからもノコノコとでてきました。修行もできない男というあざけりを受けながらです。

 修行林からでてきたお釈迦さんは、「もう何もない人間、何もできない人間」でした。自分でも呆然とする以外なかったことでしょう。することもなく菩提樹の下に座っていました。やがて、明けの明星が光り、「生かされてる世界から見れば、何もない私が素晴らしい」という自覚がきました。自分も世界が輝きました。これがお釈迦さんの「さとり」でした。お釈迦さんもYu(ユー)を見た人でした。
 
  Yu(ユー)によって、地球上で最悪の自分が救われたのです。だからこそ、その後多くの人を救うことができたのです。立派な人間が救われたのでは、立派でない人間はどうすればよいのでしょうか。最低最悪の人間が救われたからこそ、素晴らしいのです。