人類が、本能から目覚めて、言葉や道具を使う生活になってから、まだ数万年しかたっていません。

しかも、その大部分は、一握りの支配者の我欲と搾取と戦争によって、Ｙｕの子としての自由や平等や優しさを奪われていた時代でした。「我」による悪の支配の歴史でした。

２１世紀に入って、やっと一人一人が自由と平等と優しさのＹｕの時代を築ける可能性がでてきました。しかし、それはこれから創る世界であって、現実にはまだありません。

目の前にあるのは、過去の制度や構造と過去の利権を失いたくない人々と、不安だから皆と一緒にいたいという烏合の衆です。なおかつ、我の時代です。

我は、本能から自我が目覚めることにより、Ｙｕとの繋がりが切断されたために発生したものです。

本能の世界は、Ｙｕが創り、Ｙｕによって支えられ包まれている世界です。衣食住を得る方法も身を守る方法も、Ｙｕによって与えられ、自分で考える必要はありません。

しかし、本能から目覚めた自我は、Ｙｕとの繋がりが切断されました。もはや本能によって衣食住を得ることも、外敵から身を守ることもできません。すべて、自分の力でしなくてはなりません。

それは、恐怖と不安と不満を引き起こし、自分のことしか考えられない自分になります。我の発生です。

我を超えられるものは、Ｙｕしかありません。Ｙｕなくして新しい時代は創れません。

しかし、現代の指導者はＹｕを知りませんから、過去の制度や構造は、今、激しく崩壊しています。そして、これから起こることは、さらなる崩壊です。

ただ、それは大歓迎です。建物でも、古い建物がたくさん残っていれば、壊すのも大変です。勝手に壊れてくれて更地になるのですから、よけいな手間が省けます。

私たちには、Ｙｕの時代を創るという目的と仕事がありますので、目の前でどんなに崩壊が起こっても、全く心配はいりません。

Ｙｕの時代を創るということは、自分の中にある「ふとした優しさ」を育てることです。そして、「ふとした優しさ」を分かち合い、共に喜ぶことです。

目覚めた自我が、生かされてる医学の５つの方法によるトレーニングによって、新しくＹｕと繋がることです。Ｙｕによって生かされている事実を実感することです。

日々、生かされてる医学の５つの方法によるトレーニングをしていくことが、自分を救うと同時に、世界を救うことになります。それが、私たちの生きる喜びであり、希望です。