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タイトル新会員の方へ
記事No81
投稿日: 2011/05/07(Sat) 11:21
投稿者sasada
  生かされてる医学に入会されますと、生かされてる医学の5つの方法によるトレーニングに取り組んでいただくことになりますが、トレーニングですから、一挙には上達できません。

  テニスやバレーバールをするときも、すぐには上達できません。初心者の段階から初めて、段々上達していきます。生かされてる医学の5つの方法によるトレーニングもトレーニングですから、初級、中級、上級があるのは当然です。特に、入会されたばかりの方は、以下の点に注意をしていただきたいと思います。

 1.F(本当の自分を生きたい自分)を発見し、日々毎日確認する。

  「Eですか、Dですか、Fですか」、「人生の目的は、安心を得ることですか、快楽を得ることですか、本当の自分を生きることですか?」という質問を繰り返していただくのですが、ここで、大切なのは、決して「本当の自分とは何か、自分の山とはどのようなものか」と考えないということです。

  登山口で、どんなに飛び上がっても何も見えません。しかし、2合目、3合目になれば、何もしなくても見えてきます。

  新会員の方は、まさに登山口に立っただけです。何も見えないのが当たり前です。「山に登りたい」という願いがあるだけです。この「願い」があるから、山に登れるのです。この「願い」が、山に登るエネルギーです。

  ここで、「本当の自分とは何か、自分の山とはどのようなものか」と考えると、何も分からないので嫌になってしまいます。折角のエネルギーを消耗してしまいます。そこで考えると自滅してします。

 新会員の方は、「本当の自分とは何か、自分の山とはどのようなものか」と考えてはならないのだと理解してください。ただただ「Eか、Dか、Fか?」という問を繰り返し、F(本当の自分を生きたいという自分)を発見し、四六時中、それを「確認」するに留めてください。「願い」の発見と確認、それだけに留めることが大切です。


  2.頭でYu(ユー)を理解する

  次にすることは、「生かされてる医学的事実」から、Yuを知ることです。ここでも、新会員の方にとって大事なことは、Yuを実感しようとはしないということです。頭だけで理解するに留めるということです。

  トレーニングが進めば、結果としてYuを感じることができます。しかし、それはあくまでも結果としてであり、決して目的にしてはならないということです。

  新会員の方が、「Yu(ユー)を実感しなくてはならない」と思うと、とても実感などできませんので、またここで壁にぶち当たり、エネルギーを消耗してしまいます。嫌になり自滅してしまいます。

  ですから、「生かされてる医学的事実」に基づき、Yuを頭だけで理解することに徹してください。そのために、本や小冊子を読み、講義を繰り返し聞いてください。100%頭だけで理解する。間違っても実感しようとは思わない。これに徹してください。

 3.存在の否定体験の理解

 存在の否定体験を明らかにすることは大切です。自分を生きたいと思っても、漠然とした不安や不満、傷ついた自分、優しさを求めて苦しむ自分が渦巻きます。過去の感情に支配されて、同じところをグルグル回り、前に進めません。それは、過去の存在の否定体験によるですが、存在の否定体験も一度に明らかにすることはできません。

 存在の否定体験を一気に明確にしようとしますと、明確にできない自分に苛立ち自滅することになります。トレーニングが進めば、徐々に明らかになりますので、新会員の方は、まず、頭で、存在の否定体験というものがあること、それはどのようなものなのかを理解するにとどめてください。

  さらに、生かされてる医学の5つの方法によるトレーニングが持続してできるようになると。カウンセリングを受けていただけるようになります。カウンセリングを受けていただければ、存在の否定体験は明確になりますので、それまでは、一般論として理解するにとどめてください。


  4.結跏趺坐の丹田呼吸法とミニ・ファースティング

  結跏趺坐の丹田呼吸法とミニ・ファースティングは、「願い」の確認や頭でYuや存在の否定体験を理解するのとは全く異なり体得の方法ですから、徹底して実践してください。この時、「何も考えないで、頭をカラッポにして実践しよう」とは、決して思わないでください。

  「考えないで」といっても、人間の頭は次々と連鎖反応で動いていますから、妄想が次から次へと湧いてきます。「無にならなければならない」と思いますと到底できることではありませんので、嫌になりエネルギーを失ってしまいます。ここでも自滅してしまいます。

  結跏趺坐の丹田呼吸法もミニ・ファースティングも、まず実践することが大事なのです。丹田呼吸法で、呼吸を数えようとしても数えられません。それでも良いのです。数えようとすることに意味があるのです。「数えられた」という結果が大事なのではなく、「数えようとしている」ということが大事なのです。

 ミニ・ファースティングも、心身相関が良くなることが大事なのではなくて、ミニ・ファースティングをしているということが大事なのです。結果は大した問題ではありません。結果を目的にしますと、自滅しますので、くれぐれもこの点をご理解ください。

  以上が、新会員の方へのアドバスです。とにかく、最初のトレーニングは、2つの質問と結跏趺坐の丹田呼吸法とミニ・ファースティングによって成り立っています。この「形」を覚えていただき、その「形」を日々、実行できるようになっていただきたいということなのです。