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タイトル潔癖性は、「自分で生きてる病」
記事No65
投稿日: 2011/05/05(Thu) 22:37
投稿者sasada
  「電車の吊革を持てない」、というような潔癖性の方は少なくないでしょう。これには、3つの心配があるからでしょう。

  まず、病気です。吊革に細菌やウィルスが付いていて、感染するのではないか、という心配です。しかし、現在の日本では、吊革を持っただけで伝染するような感染症はありません。これは杞憂です。

  もう一つは、得体の知れない人が触った吊革を握るのは、何となく嫌な感じがするということでしょう。確かに、間接的ではありますが、誰かと接触することになります。しかし、吊革を握っただけで、誰かに狙われることはありません。実際には被害は起こり得ません。これも杞憂です。

  ただ、誰かが汚れた手で吊革を握っていた。それで、自分の手が汚れるということはあるでしょう。しかし、それも気にすれば気になりますが、充実感が高いときには気にならないでしょう。

  いずれも、その原因は「自分で生きてる病」です。「自分で生きている」と思っていると、生命に対しても、人間に対しても、自己防衛的になります。自分で自分を守らなければならないと感じます。

  実際には、生命に対しても、人間に対しても、自分で自分を守ることができるはずはありません。しかし、「自分で生きている」と思っているのですから、「守らなければならない!」でしょう。

  自己防衛的になると、孤立と不安が強くなります。それが、さらに自己防衛本能を刺激します。自分で守らなければという意識がますます強くなり、ますます孤立と不安になる、という悪循環に落ちていくことになります。

  そこまで行けば、脅迫神経症ですが、そこまで追いつめられる人は少ないでしょうが、「自分で生きてる病」の現代人は、多かれ少なかれ、その傾向の上にあることは確かでしょう。

  解決は、「Yu(ユー)にお任せ」です。本当は、初めからYu(ユー)によって生かされているのですから、お任せそのものです。私達が、「自分で生きている」と傲慢になっているに過ぎません。私達の頭の中が、異常事態を引き起こしているに過ぎません。

  ただ、そうは言っても、どうしたら「お任せ」できるかです。それは、まずYu(ユー)を理解することです。「生かされてる医学」の「5つの発見」を理解することです。

  しかし、理解だけではエネルギーにはなりません。生きていく感動や喜びにはなりません。「5つの発見」を実感しなければなりません。血肉化しなければなりません。

  それには、生かされてる医学の5つの方法によるトレーニングを5点セットとしてやっていくことが必要です。本気でやっていけば、徐々に、Yu(ユー)を実感できるようになり、少しずつ、潔癖性から、解放されます。