タイトル | : 空しさはF |
記事No | : 145 |
投稿日 | : 2011/05/09(Mon) 06:42 |
投稿者 | : sasada |
「不安」と「不満」と「空しさ」、この3つの感情の本体は、非常に違うものです。
E(自己防衛本能)が満たされないときは、「不安」になります。D(欲望満足本能)が満たされない時は、「不満」です。 では、F(本当の自分)の時は、どうでしょうか。Fが満たされないときは、「空しさ」を感じます。
DやEは、社会の中ではっきりとした対象物があります。衣食住と安全・快楽です。これらを得るために、DやEは動きます。特に今までは、貧しい時代でしたから、DやEばかりです。見るもの、考えられるもの、すべてDやEです。
しかし、Fになったとき、DやEの衣食住と安全・快楽のためだけに生きることは、空しいのです。それらに自分を捨てて全力投球することは、なにか後ろ髪を引かれるようで、集中できないのです。
でも、どうすればよいのかは分かりません。Fを生きる時代はまだ来ていませんから、対象物もモデルもありません。
本来、Fは自分だけの世界ですから、対象物やモデルがあるほうがおかしいのです。ということで、Fは中に浮きます。漂います。空しさとエネルギーの消耗です。
だから、空しさを感じたときは、少し喜んでください。ようやく「Fだ。Fだ」と。
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