講義集
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タイトル 充実感の低い時は、大事なことを決めてはならない
投稿日: 2017/09/11(Mon) 18:56
投稿者sasada

 充実感が低下している時に、大事なことを決めるというのは、「決めてはいけない時に、決めてはいけないことを決める」、という最悪の結果になります。大事なことというのは、仕事を辞めるあるいは転職する、結婚するあるいは離婚する、ひどい時には、人生をやめるというようなことです。

 充実感が低下して、不安と不満と傷ついた自分で一杯の時に、そのような大事なことを決めれば、自滅のシナリオになることは明らかですが、自分ではわかりません。

 一つには、自滅のシナリオの時には、パニックになっているので、分かりません。もう一つ大事なことは、最近は、激しい苦痛というよりかは、疲れ切って、無気力、無感動化している人が多くなっています。人生がもうどうなっても良いという投げやりの状態の人もいます。この時は、本当に、自分が、自滅のシナリオにあるということが分かりません。

 そのために、充実感を数値化して見るということが、とても大事なのです。ということで、「充実感テストを、人生の危機管理の能力として使いましょう。」と、常に繰り返して申し上げています。それほどまでに、人生の危機管理を必要としている人が多くなっていると、常日頃実感しています。

 性格は、充実感が高い時には長所が出ます。逆に、充実感が低下すると短所が出ます。どんな性格の人でも、充実感が高い時には、長所が出ていますので問題は起こりません。しかし、充実感が下がると、どんな性格の人であっても、短所が出ます。短所のことを自滅のシナリオと呼んでいますが、自滅のシナリオに飲み込まれます。また、充実感が高い時には、客観的に判断することができますが、充実感が低下してくると客観性を失います。

 ということで、「充実感が低下している時には、決して大事なことは決めない。大事なことは、充実感が高くなってから決める」ということを、人生の危機管理の能力として身につけていただきたいと申し上げています。

 では、充実感を高めるには、どうすれば良いのかということですが、緊急時になってから、急に充実感を上げることできません。日頃から、充実感を高めることを、トレーニングとして続けていることが絶対に必要です。そのトレーニングは、現代人の心の分析法と、頭をカラッポにする丹田呼吸法と、生かされてる医学的事実の理解です。

 現代人の心の分析法 (性格分析、新型ストレス、自分分析) で、自分のストレスや悩みや苦痛の原因を明らかにします。原因を明らかにできないかぎり、繰り返していき、悪化していきます。原因を明らかにできれば、根本解決ができます。原因は、「自分で生きてる病」であり、現代人の5つの間違いです。

 次に、根本解決のために、生かされてる医学的事実を理解しましょう。人間の存在形態が理解できます。人間は、大きな生命の世界の中で医学的・科学的に生かされていて、衣食住と身の安全を得るために社会を営んでいる存在です。

 それを理解した上で、頭をカラッポにする丹田呼吸法を毎日継続していけば、生きている素晴らしい自分を実感できます。楽しく優しく、充実感のある人生を生きることができます。


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