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タイトルとっても苦しんでいる人へ
記事No24
投稿日: 2017/09/12(Tue) 16:21
投稿者sasada
 社会適応のために、とっても苦しんでいて、大変な努力をしている人がいます。仕事や勉強ができなくなり、ひどい時には休職や休学になったり、うつ病になる人も珍しくはありません。非常に残念です。勿体ないことです。

 その原因は、大抵は、人に自分の存在価値を認めさせようとする自分、ブライドの自分 (K)であったり、自分の価値を認めた上での評価や愛が欲しいという自分 (PK) です。しかし、競争社会の中で、常に自分の存在価値を認めさしたり、証明し続けることは困難です。やがて自滅のシナリオに陥ります。

 しかも、本当に、心の底から、KやPKが好きであるのなら、それも仕方がありませんが、心の奥底を見ていけば、KやPKは好きではない、むしろ嫌いだという人が殆どです。やむ得ないKであり、PKです。KやPKは、目的ではなく、手段だということです。

 では、なぜ、そこまで苦しんで大変な努力をしているのでしょう。ここで、現代人の心を理解する能力が必要です。社会適応優先で生きていますから、自分の本心を知ることには努力できていません。また、まだ物の時代ですから、物を扱う能力ばかり身につけていて、心を扱う能力は皆無です。

 しかし、このような苦しみや悲劇が日常茶飯事で起こる社会になってきています。現代人の心の分析法 ( 性格分析、新型ストレス、自分分析 )を、本気で学びましょう。

 社会適応のために苦しみ大変努力している人のKやPKは、本当は何を求めてそこまで苦しみ努力しているのでしょう。学べば少しずつ分かってきます。KやPKは、親からのメッセージです。親の生き方です。

 では、なぜ。そこまで親からのメッセージを遂行しようとするのでしょうか。本人はなかなか気付けません。だから、何度も何度繰り返して、現代人の心の分析法 を学び、心の奥を見ていく必要がありますが、やがて見えてくるものは、大抵の人の場合、親の愛です。本当に欲しいのは、親の愛と承認であり、それを得るための存在価値です。

 ここまで、自分の心を見ていくことは大変なことです。特に、親への反発、抵抗、時には憎しみまである人の場合は、愛が欲しいからではないですかと聞いても、全く違うとお答えになります。ですから、何度も何度も心の奥底を見ていく必要があります。

 そして、それが納得できたら、社会適応のために苦しみ努力しているエネルギーのすべてを、本当に欲しい愛と承認を得るために使いましょう。

 親も、子供が生まれてしばらくの間は。無条件の愛で子供を育みますが、下の子供が生まれたり、親自身が自分を生きたくなれは、もうその愛はありません。しかし、子供は、その無条件の優しさが忘れられません。無意識は、生涯、その無条件の優しさを追い求めます。これは過酷すぎます。もう既に今の親にないものを求め続けることになるからです。このままでは、解決はありません。

 でも、大丈夫です。解決できます。それは、親もまた、大きな生命の世界の中で医学的、科学的に生かされているからです。素晴らしい法則と美しい調和とかぎりない優しさの世界です。親の無条件の優しさは、この大きな生命の世界のかぎりない優しさの反映です。

 今も、自分も親も、このかぎりなく優しい世界の中で生かされて生きています。この優しさを実感できれば、もう親から貰う必要はありません。愛も承認も存在価値も、もう既にもらっているのです。優しさに満たされます。

 後は、今ある能力で、社会の分業に参加すれば、ご飯は得られます。優しいのが好きな自分を目一杯生きて、社会適応もできる、自由自在の生き方です。本当に嬉しい生き方です。今、苦しみ努力しているエネルギーを、かぎりなく優しい医学的事実の世界を理解し実感することに投入しましょう。